1941年08月01日

技量よりも心を練る

(金)雨後晴
今日からいよいよ日記を書く。といって改まっても別に大して記す事もなし。

午前は雨が降って何も出来ず、入隊して一週間にならんとするに一度もγなしだ。
心身共に練公時代よりは格段の差がある。
新三等兵の時の苦労も仇ではなかった。皆今日のための基礎だったのだ。

まづまづ牛馬の汗ではなかったのだ。感謝せねばならぬ。
これからも毎日人間の汗を流して心を磨き大成せねばならぬ。

何時も私が思っていた如く、技量よりも心を練る。
此の方針は死ぬまですてぬつもりだ。

字の下手なのは生まれつき、仕方がないとしても努力だけはせねばならぬ。
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1941年07月31日

つまらぬ事でもより多く読み、又書くということは、その人を向上させる最も近道だと思う。
私如き輩が何を思った所で別に大した変化があるわけではないが、今の地位では、やり場のない憤懣を晴らすに途なく、唯自分の思いのままを記すだけで少しは気分転換もでき、又向上があれば幸いである。
永い間の練公生活であったので日記も書かずに唯勉強してきた。七月二十五日いよいよ卒業してみると何だか物足りない様な気持ちだ。
八月一日からの日記を記す、と言っても気紛れ者の私だ、忘れるかもしれず、又嫌になるかも判らない。続けられるだけやろう。
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